出産について
BSS(バースサポートシステム/シンフォニア製)
BSSは、監視装置を連動して、呼吸支援音と暖色系照明、リラクゼーションミュージックと寒色系照明が自動的に入れ替わるシステムです。 これによって呼吸法がうまくできるようにサポートします。 また、脳内からでる麻酔様成分(エンドルフィン)を分泌させ痛み緩和する効果もあると思われます。 ※万が一出産が重なりBSSが使用できない場合はご了承ください。 株式会社シンフォニア診療支援ソフト「BSS」
当院では産後休息時・陣痛間欠時1・誕生祝福時1・2を使用しています。
無痛分娩についてのご案内
これから妊娠・出産を迎える方には色々な心配事があるかと思います。「お産の痛み」はやはり心配なことの上位に来るのではないでしょうか。お産は痛いのが当たり前だ、むしろそれが普通なのだ、という考え方が根強く残っているのが日本の実情です。無痛分娩がどういうものかもよくわからないにもかかわらず、無痛分娩なんてとんでもないという人も大勢います。実は、「痛いこと」自体には明確なメリットがないことがはっきりとわかっています。痛みは、確かにそれが陣痛である事を教えてはくれますが、それ以上でもそれ以下でもないということです。
当たり前のように自然分娩(無痛分娩と対比して無麻酔分娩と言ってもよいでしょうか)を選ぶことも選択肢の一つですが、手術を行う際に麻酔をするのと同じように、分娩の痛みを減らしたいと考えること(無痛分娩をしたいと思うこと)も、妊婦さんにとってはある意味当たり前の選択肢です。
現在、無痛分娩の方法として「硬膜外麻酔」が一般的となっております。具体的には腰から針を刺し、「硬膜外腔」という背中を通る神経に近い場所に細いカテーテルを留置し、そのカテーテルの先から局所麻酔薬などを投与して分娩時の痛みを軽減させます。
当院では、現状のマンパワーや分娩時の医療安全を考え、原則として平日・昼間の計画分娩(分娩誘発薬を使用し、体制の整っている昼間の間にお産とする事を目指します)にて無痛分娩を提供しております。正期産の時期(妊娠37週以降)となり、子宮口がある程度開いてきた時点で入院日を決定しますが、自然陣痛が来た後でも昼間の時間帯であれば、出来るかぎり対応したいと考えております。
無痛分娩のデメリットは①コスト(費用がかかる)、②器械分娩(吸引分娩や鉗子分娩)の増加、③分娩時間の延長、などがあります。また硬膜外麻酔そのものによる副作用・合併症のリスクもあり得ますが、まずは痛みが不安、痛みをどうにかしたいという希望がある方は是非相談してください。
どういったお産が本当にベストなのかは一人一人違います。それを人任せにするのではなく、あなた自身があなたに合った一番良い方法を選択できるよう、一緒に考えていきましょう。その上で無痛分娩を選択されたのであれば、できる限り希望に沿った形で協力させていただきますのでよろしくお願いいたします。無痛分娩施設情報
無痛分娩を希望の方は16週までにスタッフにお伝えください。
お申し出が16週以降の場合、ご希望に添えない場合がございます。
陣痛促進剤
当クリニックでは適応のある方のみに、正しく使用しております。
また、使用する際は、必ず詳しい説明をさせていただいてから行なっております。
分娩費用
基本分娩料51万円+1万2千円(産科医療補償制度加入)となります。